魔界
太陽の存在しない果て無き死の大地、力こそが全ての魔族達の世界。



D(闇の姫君(ダークハイネス))

ファントム十大天使の一人イェソド・ジブリールの食客(居候)。
魔界では闇の姫君(ダークハイネス)と呼ばれ魔王と同格に恐れられる特異な存在だった。
光喰いと呼ばれる古代魔族の生き残りであり、意志を持った闇の塊(現象概念的存在)。
普通の物理攻撃や魔術魔法では彼女に傷一つ付けることもできない。
彼女に有効な力は、彼女が喰いきれない程の光か、理屈を越えて全てを『斬る』概念の力ぐらいである。
大昔、自分を敗った存在であり、主人(飼い主?)であった光皇を誰よりも慕い、同時に(捨てられたことを)憎んでもいる。

容姿 黒髪黒目、ゴシックロリータファッション(不健康、退廃的な雰囲気の黒いヒラヒラの衣装)。


ゼノン

剣の魔王、黒の魔王、魔界の黒薔薇、魔界一の剣士。魔界の東を支配する魔王。
他の魔王が代替わりにしているのに対し、彼女だけは先代魔王の時代から変わらず魔王(東の支配)を続けている古株である。
愛剣である魔極黒絶剣は魔黒金という魔界最高の材質でできておりゆうに山一つ分の重さを持つ。
ちなみに愛用の鎧(魔極黒絶鎧)も同様の材質である。
この世のあらゆる物(物質として存在しないモノさえ)斬ることができる斬(剣)の現象概念の持ち主。
性格はとても男らしくさっぱりとしいて、ある意味シンプルである。

好きなもの 剣、剣の修行、決闘、死闘、強敵、光皇(旧友)、他の魔王、気に入った者の世話。
嫌いなもの 潔くないモノ、ドロドロした感情、色恋。




フィノーラ

雪の魔王、白の魔王、魔界の白薔薇、魅惑の白鳥、雪姫。
魔界の北を支配する魔王である。先代の北の魔王ネージュの娘。
絶対零度の凍気(冷気)と雪を自在に操る能力を持つ。

好きなもの 光皇(が全てに優先される)、オーバライン(有能で気の合う人形)。
嫌いなもの リンネやゼノンなどの年上(苦手)




オッドアイ

聖魔王。光皇を心の底から憎む西の魔王。
聖属性の光輝『青輝』と魔属性の純魔力を自在に使い分ける。
光皇から譲り受けた聖剣と魔剣による両極剣の使い手。

好きなもの ネージュ、モニカ、落ち着いた女性(年上なお姉さんか、従順な妹タイプ)
嫌いなもの 光皇、光皇と関係のあるモノ、自分以外の魔王、魔眼皇の皇子と皇女。
容姿 青と黄金の色違いの瞳を持つ美少年。




ミッドナイト

魔界の赤薔薇、赤の魔王、夜の王、吸血王。
魔界の南、別名怪物王国(妖魔(妖怪)系の魔族が多く生息するため)の支配者。
優雅、あるいは気障、独自の美学に何よりも拘る吸血鬼である。
地上では少年の姿を取ることも多い。

好きなもの クロスティーナ、処女の血、他人に渾名をつけること、気障(または優雅)に極めること。
嫌いなもの 醜いモノ、不味いモノ、弱いモノ。




ネージュ
氷夢の女王、先代の北の魔王。
時代がかった口調と派手な外見のせいで、一見偉そうに傲慢そうに見えるが、実際はかなり面倒見も良く、尽くす性格をしている。
光皇を愛し、同じく光皇が好きだった煌にも優しく、面倒をよく見ていた。




煌(ファン)
魔導(人間界の魔導の元になった真の魔導)を生み出した古代魔族の最後の末裔。
背中の二門の大砲をはじめとした数々の魔導機を巧みに使いこなす。

愛情や恋情は持って貰えなかったが、かなり光皇に気に入られていた(玩具だった)ようである。
生涯殆ど使わなかった最強の二つ(で一つ)のロザリオを、それぞれDとランチェスタに遺す。





セリュール・ルーツ(原初の細胞)
魔皇を除けば、魔王の中で……いや、現存する全ての魔族で最古参の存在。
原初、起源、もっとも古き存在、多数にして孤独なる者、全ての元凶にして根元。
先代魔王時代は、その容姿(翠色の髪と瞳)と能力(翠色の風)から翠色の魔王と呼ばれていたが、その姿も能力も彼(彼女?)には仮初めのモノに過ぎない。
クロス、ネツァクなどを仮初めの肉体としたこともあったが、現在は自らの末裔でもある風魔族の体に落ち着いている。

好きなもの 観察、監視、傍観……つまり、視ているだけで楽しむこと。





ランチェスタ
魔王と互角以上の能力を持つ高位高級魔族、雷光の覇王。
雷と格闘技、そして神銀鋼(普通の銀の数百倍の破魔(破邪)効果を持つ純銀、ただし重さも数百倍)で作られた万能武器である嘆きのロザリオを使いこなす。
口癖は、断罪! 神罰! 堕獄(地獄に堕ちろ)!など。

好きなもの タナトス(の血?)、セル(元相棒)、ネージュ(姉?)、D(宿敵と書いて親友)。
嫌いなもの 光皇(恨み果てなく)。
容姿 紫がかった白髪(白く見えるほど薄い紫の髪?)に、血のように赤い石榴石(ガーネット)の瞳を持つ十二歳ぐらいの修道女。




リンネ・インフィニティ

絶対に切れない拘束(時)の現象概念の鎖と、この世の全ての過去が記された歴史書を持つ和服美人。
時を司る最古の女神にして、時の神剣の契約者(半身)でもある。時の番人にして歴史の記録者。
その正体は(ネタバレ反転) 魔眼皇ファージアスの第一皇妃、魔皇妃(魔眼妃)であり、あの男の義姉
基本的に見ているだけ(傍観を楽しむ)のスタイルだが、たまに物語(歴史)に(面白くするため)干渉する。

好きなもの 歴史や他人の運命の傍観、義弟(主にちょっかいをかけること?)。
嫌いなもの 夫のブラコン、面白くないモノ、物語(歴史)をつまらなくさせるモノ。
容姿、深く暗い青の腰まである長い髪と瞳、豪奢な青い『着物(東方の衣服)』この世のものとは思えない程の美人。




イヴ

本名、赤月 聖夜(ホーリーナイト)。ミッドナイトの息子にして魔夜の兄。
リューディアに使えるハウスメイドにしてバトルメイド。家事から戦闘まで万能な完璧メイド。
基本武装は巨大(攻城用)ハンマーとマジカル(万能)ハンマー。現時的で判明している能力は怪力だけ。
主人であるリューディアの衣装に合わせて、彼女の衣装もまた変わる。
女装は好きだがオカマではない(本人のこだわり)。でも、女のフリをして他人をからかうのは大好き。

好きなもの 女装、メイドのお仕事、魔夜を爆破すること。
嫌いなもの 主人に害をなすモノ、オカマ扱いされること。
容姿 銀髪のポニーテールに銀瞳、そして貧乳(詰め物はしない主義)。





赤月 魔夜(マジックナイト)
吸血王の使い魔にして養女。普段は彼の背中に蝙蝠の刺繍として張り付いてる。
その真の正体(本質)は「魔性の夜を司る今はまだ幼き吸血の姫」。
赤頭巾(シャプロンルージュ)という異名を持ち、エプロンドレスの上に赤頭巾を被っている。
ルナティックでファナティックでマッドな狩人にして料理人。
吸血鬼でありながら、血を吸う以上に血を見る(他人に流させる)のが大好きな変わり者である。
基本武装は二丁の包丁(殺人から料理まで万能包丁)とトマホークだが、拳銃から大砲まであらゆる兵器をどこからともなく取り出し、巧みに使い分ける。

吸血鬼としては異端というか偏食家であり、血(吸血)よりも美食を食すことを好む。
実際は血が嫌いなわけではなく、物凄く血の好みが偏っているため、その条件を満たす血(クロスティーナ等)以外欲しないだけである。
ゆえに、指で数えられる程度の数しか吸血行為をしたことがない。

好きなもの クロスティーナの血液(ブラッド)、自由、食べること、料理すること。
容姿 ストロベリーブロンド(赤みがかった金髪)と乱暴な言葉遣いが特徴的である。





アンブレラ
最恐(最強)の魔皇を目指す影の王。
その正体は、 遙か昔、唯一人で四方の魔王と張り合った影の魔王アンブラであり、Dの姉でもある。
ファージアスの半身とも言える最強の魔皇剣・四暗刻と、自らの専用武器である闇喰いの屍姫ニルヴァーナという二つの超兵器を巧みに使い分ける。

容姿、クラシックロリータなファッションをした白髪に薄い紫の瞳の美女。
172cm B 88 W 54 H 85




セレナ・セレナーデ
魔眼皇とその第二皇妃の間の一番目(第一皇妃の娘も含めても変わらず一番目)の皇女。
ルナティックジョーカー(狂った道化師)、ルナシーラビット(気狂い兎)等と自称する月(狂気)を司る女神。
とある理由から実力を隠していたため、兄妹達からは雑魚と軽んじられていたが、実際の実力は兄妹の中で最強クラスである。
性格性質は最悪で、常に他人を嘲笑っている。

好きなもの 他人を嘲笑うこと、お友達(自分と同じぐらい汚れた人)、横取りや不意打ち。
嫌いなもの 他人に見透かされること、良い子、幸せな子、愛&平和、あらゆる綺麗事。 





セレーネ・トリビアガント・フルムーン
魔眼皇ファージアスの第二皇妃、月光の魔皇妃(月煌妃)であり、セレナ、ソディ、モニカの母親。
最古の月を司る女神にして、魔術を司る女神(魔女達の女王)でもある。満月のセレーネ、輝く月のセレーネ等と呼ばれる月神(月姫)。
双月の女教皇(ハイプリエステス)の二つ名は彼女の二面性を現しており、普段の嫉妬深い妻で狭量な母の姿はまだマシな方の性格である。
元来、彼女には姓はなく、セカンドネームはトリビア(くだらない、瑣末な)ガント(女神)という過去の蔑称から、
サードネームは彼女が月の様相のうち特に満月(成熟した女)を象徴することから自分でつけた仮初めの姓である。
二十八のメンスコレクション(伝説クラスの武器)を所有しており、その中の最上の十三個(種)『十三暦月』を常に装備(携帯)している。
基本武装(衣装)の銀月神衣は、物理攻撃無効、魔法攻撃無効、自動回復という完全無欠な三重月相(三重の守護)を常に形成する。
とにかくファージアス様至上主義で一方的にラヴ(絶愛で狂愛)、実質的に二号さん扱いな立場は不満だが、リンネが怖いので何もできない。
性格は意外と慎重というか実は恐がりで、自分より強い者には逆らわない、関わらない、できることなら排除か遠ざけ(実の娘すら例外なく)ける。
可愛いモノや綺麗なモノが大好きで、一度気に入ったらどんな手段を使っても必ず手に入れ、愛でる(純粋に可愛がる)&嬲る(虐めて愉しむ)のが趣味。

好きなもの ファージアス様、伝説武具の蒐集、可愛いモノを愛でる(嬲る)こと、裁縫、家事、内職、魔界通販。
嫌いなもの リンネ、モニカ、可愛いくないモノ、ファージアス様との仲を邪魔するモノ、怖い(自分より強い)モノ。
容姿 Aラインの黒いイブニング ドレス、紫の無地な上衣(着物)、闇色のローブの重ね着の上に、銀月神衣(籠手、具足、鎧、兜、盾、剣)を装備。
余裕で腰まで届く、柔らかくボリュームのある淡い金色の髪。長い前髪が左目だけを覆い隠し、青い右目が静謐な輝きを放っている。
左右それぞれ一房の髪を黒リボンの蝶結びで三つ編みにして胸のあたりまで垂らし、頭の左右に満月を象った円盤(銀の髪飾り)。





クライド・レイ・レクイエム
魔界の三種の鬼のうち修羅(戦鬼)を統べる修羅王であり、同時にガルディア十三騎の一人「闘神」でもある青年。
究極(光、闇、火、水、風、雷、土、空、聖、魔を融合)の力を使う、彼の拳に砕けぬ物はない。
高位魔族(鬼神)であるが、現在は地上に受肉し、人間としての肉体を持っている。
実は魔皇と第一皇妃の間の長男(第一皇子)であるが、父である魔皇を殺すことを自らの使命であり目標としている謀反気溢れる反逆の皇子である。




シン・シンフォニー
魔眼王と第一皇妃の間の二番目(第二皇妃の息子も含めると三番目)の息子(皇子)である。
リューディアの双子の弟で、彼女に影のように付き従う。剣のテオゴニア(神統剣)の持ち主。




モニカ・ハーモニー
魔眼皇とその第二皇妃の間の二番目(第一皇妃の娘も含めると三番目)の娘(皇女)である。
実母と実兄姉に疎まれ、次元の門番という口実で、魔眼城の地下に気が遠くなる程長い年月幽閉され続けている。
第二皇妃の娘では唯一本物実力(強い能力)を持つ。
次元を操る(連結する)能力においては、魔眼皇とリンネすら凌駕する。
性格は穏やかで控えめ、自分に優しくしてくれた光皇と聖魔王を慕っている。




リューディア・プレリュード
魔眼王と第一皇妃の間の唯一(第二皇妃の娘も含めると二番目)の娘(皇女)である。
マエストロ、マジシャン、トリックスター、メイズメイカー、スパ(温泉)マスター、多くの肩書きを持ちそれがそのまま彼女の能力と趣味を現している。

戦士や格闘家や魔術師のような正当で直接的攻撃力はゼロに等しが、彼女のトリッキーでインチキな能力は反則的なまでに強い。

容姿、リンネを幼く清純にした感じ。お色直しも好きで良く着替える。




ソディ・ラプソディ
魔眼皇とその第二皇妃の間の一番目(第一皇妃の息子も含めるとニ番目)の息子(皇子)である。
素顔、能力など全てが不明、基本的に出番無し。





琴姫
魔眼皇の寵愛を一身に受ける生きた人形。
主人である魔眼皇の傍にいつでも常に存在する闇の巫女(侍女、楽士、愛人)。
琴(東方の横琴)の名手。音楽と主人のこと以外には一切興味が無い。





ファージアス
魔界の双神の一人、魔皇、闇皇、魔眼皇、夜よりも闇よりも昏く深い暗黒。最強にして最凶な魔の極限。
彼にとって、半身たる弟以外の全ての存在は塵芥(値打ちのないもの、汚いものの)に過ぎない。
二人の妃の間に計六人(息子三人、娘三人)の子をもうけている。
存在するだけで周囲の生物を死滅させる程の瘴気を常に身に纏い、無限に等しい暗黒闘気を使った闘法と魔界の四元素(魔の四大精霊)を自在に使いこなす。















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